京都発の現役大学生を中心とした4ピースバンド sakimori のデビューフルアルバム!
寂しさと翳りを感じさせる俯瞰的な歌詞と、胸に残る煌めきを纏ったメロディ。
一聴して最高な予感しかないバンド!
すでに配信済みで各所で話題になっている sakimori の1st フルアルバムがフィジカルでもリリース!
くるりなどを輩出したことで知られる、京都・立命館大学の名門音楽サークル "ロック・コミューン" で結成された現役大学生を中心とした4人組バンド。
ボーカル/ギターの田淵琴之助さんが主に歌詞を手がけていて、(M5「その海その魚」はギターの川田さんが作詞作曲で、この曲もとても良い...!ちなみに「グレア」のMVも川田さんによるもの。陰鬱としていて少しシューゲイザーバンドのようでグッとくるので、ぜひMVも観てみてください。)純文学小説のような日本語詞は柔らかいけれど寂しさも感じられ、過ぎ去っていった物や事や人をどこか俯瞰的に眺めているというか、なんとなく冷めている雰囲気を醸し出していてそれがちょうどいい。
USインディーから多大な影響を受けているということが伝わってくる、耳馴染みが良く胸に響いていつまでも残るメロディ。随所に散らばる煌めきのカケラたち。そしてベースには同じ京都にルーツを持つ Homecomings 的な要素も感じられて嬉しい。
2025年末か2026年初めくらいに、配信されていた sakimori の「四葉」を初めて聴いて、その端正で繊細なボーカルと幸せと切なさの絶妙なバランスの歌詞に、ホムカミとスピッツが混ざり合ってUSインディーロック味を足したようなメロディに、なんだろうこれは?と引っかかってくり返し聴いて。Spotify上で「四葉」の基となった曲が集められたアーティストプレイリストが公表されていて、それもまた良かった。調べてみて京都を拠点に活動しているバンドだと知って大いに納得して、まだ配信が3曲しかなかったけれど何度も聴いて、さらにはライブ動画がXか何かにあがっているのを見つけて(それが「バンド・オン・ザ・ラン」だった) 、その映像がとても良くてそれも何回も観て。
そうしているうちに5月に東京の下北沢でライブをすると知って初めて観に行ったら、そのライブもとてもとても良くて。佇まいもいいし、独特のステージの立ち位置も新鮮だったし、レコードが飾ってあるのも良かった。その時に新曲として「グレア」をやっていて、スーパーカーとあと何かみたいですごくいいなぁ...これはなんだっけな...?と思っていて、後にそれは Rocketship と The Radio Dept. だと田淵さんに言われて全てが繋がった気がした。
そのライブの前後で田淵さんとはSNS上でやり取りをしていたのだけど、その夜初対面の私にすごく嬉しそうにココナッツディスク吉祥寺店でゲットしたという The Sea and Cake のレコードを見せてくれたのが印象に残っている。音楽が本当に好きなんだろうなぁというのが伝わってくるキャラクターと、楽曲と演奏の様子がぴったり合致してさらに sakimori が好きになった。
バンドをやっているんだからみんな音楽を好きに決まっているでしょ?と思うかもしれませんが、バンドに限らずDJとかでもそうではないパターンもたくさんある。愛情の差や種類の違いなのかもしれないけれど...。また、その好きな音楽が楽曲に反映されている貴重さというか、選び取るセンスの良さなんかも丸ごと伝わってくるようなバンドが好きです。
(余談ですが、田淵さんが「インディ・ポップ・レッスン」を読んでいてくれたことも非常に嬉しかった)
レコーディングは京都の studio SIMPO にて行われたそう。(田淵さんが、SIMPO RECORDS からリリースされていたスーパーノアのアルバムを愛聴していたというご縁からとのこと。)
音源を聴いてみて、音がくっきりとした輪郭をもっていて透明感があり、奥行きも感じられるようでびっくりしました。
ボーカルにところどころ揺れがあって泣きそうに聴こえる部分も楽曲に合っているし、作り込まれすぎていないところがまた良かった。
岡山県出身だという田淵さんがUSインディーを経由しながら京都に着地して sakimori になって、そこからどこへ飛び立っていくのか、どんな音楽を作り歌っていくのか、今後もとても楽しみ。
ひとまずはこのアルバムを何度もくり返し聴きながら、自分の記憶の中にある様々な景色に思いを馳せて過ごしたい。
【Release infoより】
2024年に結成した京都の4人組バンドsakimoriが、1stフルアルバム『後景』をリリースする。
結成からわずか1年半で完成させた本作は、Death Cab for CutieやTeenage FanclubをはじめとするUSインディーや90'sギターロックからの系譜を受け継ぐ叙景的なサウンドと、どこか喪失感を漂わせる日本語詞、そして耳に残るメロディが印象的な全14曲を収録。CDには本作でしか聴くことのできないボーナストラック3曲を追加収録した特別仕様となっている。
レコーディング、ミックス、マスタリングは、studio SIMPOのエンジニア・小泉大輔が担当。バンドの持つ繊細な空気感とダイナミズムを丁寧に引き出した作品に仕上がっている。
【 text by 田淵(sakimori) 】
なにもない街の、なにもない日々。ありふれた景色の中でふと思い出してしまうさみしさや忘れたくないことを歌にした全11曲の1stアルバム。
タイトルの「後景」は物事が過ぎ去った後の景色のこと。「後景」の舞台は僕が10代を過ごした岡山のようなどこにでもある名前もないような郊外。
あなたの景色のそばでこの音楽たちが流れますように。
プロフィール:
2024年、立命館大学「Rock Commune」で結成。京都を拠点に活動する4人組バンド。
X:@sakimori_band
Instagram:@sakimori_band
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sakimori - 後景
(SIMPO RECORDS/SECOND ROYAL RECORDS,2026,Japan,CD)
収録曲:
01. Floating Lights
02. バンド・オン・ザ・ラン
03. 四葉(Album Mix)
04. ぐるぐる
05. その海その魚
06. ダイアリー
07. curve
08. グレア
09. route9(Album Mix)
10. ルックバック
11. 融雪
12. 朝(Album Mix)
13. 融雪(demo)
14. サンデイ(live ver.)
+CDのみボーナストラック3曲収録
*01. Floating Lights、13. 融雪(demo)、14. サンデイ(live ver.)
+購入特典:未発表デモ2曲試聴QRコード付ポストカード
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